「万年野党」が“結党”大会開催でついに本格始動!

政財界の改革派大物が議論した 「国会リストラ」レポート

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5月26日に開催となった『万年野党“結党”大会』、東京タワーの足元、スターライズタワーは、政財界から多くの大物達から、政治に関心のある高校・大学生まで、席が足りなくなるほどの参加者が集まり熱気に包まれた。TBS『NEW23』が当日夜に特集するなど数多くのメディアも参加、関心の高さを感じることができた。

 

 

★田原総一朗氏、堺屋太一氏、竹中平蔵氏らが「国会リストラ」を熱弁!★

結党大会は、NPO法人「万年野党」会長であるジャーナリストの田原総一朗氏の「今の国会がなっていない。与党もなっていないが、野党はもっとダメ。安倍さんを、与党をギョッと言わせる、あるいは危機感を抱かせる存在になれ、つまり“万年野党”とはそういう事だ。」との挨拶から始まった。 「万年野党」アドバイザリーボードを務める作家の堺屋太一氏は、「野党の人たちが自分たちの立ち位置を意識するべきだ」「坂本龍馬や西郷隆盛など、歴史の教科書に顔写真が載っているのは、みな“野党”。顔写真の載っている政府側の老中は1人もいない。将来、顔写真の載る様な人を目指せ」と話した。 同じくアドバイザリーボードの竹中平蔵 慶応義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長は、米国ブルックリン研究所の例などを紹介し、「海外にはこうした『政策NPO』が数多くある。国内にも『政策NPO』が必要、まさにそれが『万年野党』だ」と、設立の意義を説明した。 会場には、田原総一朗会長氏を筆頭に、理事長であるオリックスの宮内義彦氏、アドバイザリーボードの、竹中氏、堺屋氏、さらに古賀茂明氏、磯山友幸氏、岡田彰氏、橘川幸夫氏、城繁幸氏、髙橋洋一氏、高橋亮平、野村修也氏、原英史氏、八代尚宏氏、湯元健治氏、ロバート・フェルドマン氏などが顔を揃え、入れ替わり、立ち替わり壇上に上って、どのように「国会をリストラクチャーリング(再構築)」していくかと議論を行った。 「万年野党」の役員には、この他にも、帯野久美子氏、小黒一正氏、草刈隆郎氏、櫻井敬子氏、鈴木亘氏、高橋茂氏、辰巳琢郎氏、冨山和彦氏、橋本博之氏、八田達夫氏、屋山太郎氏、岸博幸氏などが名を連ねる。 「万年野党」の目指す「政策NPO」の大きな役割は、政府の政策や国会の監視と、政策の提言にある。「政府の監視」という機能については、本来、野党やマスコミが果たすべきものだが、現在の日本においては、いずれも十分機能しているとは言えない。この結果、政府が自己増殖し、民間への過剰な介入や規制を行ない、活力ある経済社会の実現が阻まれるといった問題が生じている。 こうした状況を打開するため、本来野党などの果たすべき監視機能を補完する存在が必要になる。「万年野党」が目指すのは、いわば「国会外の万年野党」ともいうべき役割を果たすNPOになることである。 もちろん、監視というチェック機能だけでは、いけない。「万年野党」では、これまでも様々な政策提言を行ってきたが、今後も監視だけに留まらず、外部だからこそできるシガラミに捕われる事のない、あるべき政策の提言も同時に行っていく。

 

★真の野党形成へ、江田憲司・浅尾慶一郎・小池晃各議員の意見は?★

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会場には多くの超党派議員も集まり、参加者からは、「さしずめ大規模な新党の結党大会の様だ」「このメンバーで新党を作ったらよいのでは?」という声も聞こえてきた。 参加した国会議員は浅尾慶一郎(みんなの党代表)、江田憲司(結いの党代表)、塩崎恭久(元官房長官・自民)はじめ、衆議院は泉健太(民主)、今井雅人(維新)、大熊利昭(みんな)、柿沢未途(結い)、小池政就(結い)、篠原孝(民主)、新原秀人(維新)、平将明(自民)、玉木雄一郎(民主)、柚木道義(民主)の各氏。参議院は、小池晃(共産)、中西健治(みんな)の両氏。「万年与党」ながら、与党自民党からの二人もふくむ、合計15人の国会議員が「結党大会」に参加した。 アドバイザリーボードの古賀茂明氏も、「それぞれの党、一つ一つの党が問題を抱えている。共闘する以前の問題がある」とコメントしたが、現状の野党が政府批判止まりで、きっちりした政策を出せないことに不満なのが田原総一朗会長。 野党再編のキーマンとも言われる浅尾慶一郎みんなの党代表、江田憲司結いの党代表の2人に詰め寄った。 「江田さんとけんかしているの? 仲いいの? どっち?」と、まずは浅尾代表を詰問。「好き嫌いで政治をやっていないので、一番大切なのは何のためにそれをやるのかということ」と浅尾代表が答えると、今度は江田代表に「野党は再編してまとめられるのか?」と詰め寄った。江田代表は「結果ですから、結果出して評価してもらうしかない」と答えるなど、会場は終始『朝まで生テレビ!』ばりの盛り上がりを見せた。 田原氏は、会場に来た唯一の共産党議員である小池晃・党副委員長に対しても、「例えば、集団的自衛権をやろうとしている。野党は何をしているんだ」と質問。小池議員は、「だいぶ立場が違うので、それはお互い言うべきことをきちっと言うと、なかなか1本に政策をまとめるのは・・・」と話した。

 

★国会質問「三ツ星議員」を表彰★

この日は、「万年野党」が行っている「国会議員三ツ星評価」や「国会議員質問力評価」で「三ツ星国会議員」と評価された議員への表彰も行った。 そもそも、国会議員に選ばれながら、任期中ほとんど国会で発言していない議員がいる――。そんな事実から、「万年野党」は「国会議員三ツ星評価」プロジェクトを始めた。昨年の通常国会である183国会からは国会会期ごとにこうしたデータ収集と分析、評価を行い「国会議員のデータブック」を作成している。 多くの国民にとっては、そもそも国会などまったく関心がないというのが実態かもしれないが、関心を持っている方々も含めても、「テレビに出ている国会議員が一流」だと思っている方が多い。 こうした中で、国会の中で真剣に活動している議員にスポットライトを当てると同時に、国会議員を評価する新たな指標を加える事で、国民一人ひとりが、国会に関心を持つほか、それぞれが多角的に政治家を評価する様になるキッカケになればと思っている。 授賞式の中で、唯一自民党で受賞した塩崎恭久元官房長官は、「野党暮らしの3年余りで質問の仕方を勉強した」などと挨拶した。 与野党問わず、こうした評価が国会議員に浸透し、意識される事で、国会の質が高まればと思う。 塩崎氏だけでなく、浅尾慶一郎 みんなの党代表、江田憲司 結いの党代表もまた、国会質問の「質」を評価する「国会議員質問力評価」で「三ツ星国会議員」となった。

塩崎恭久 3江田憲司 2浅尾慶一郎 3

 

★「質問力」に定評あり。今後も注目したい国会議員たち★

今回表彰された議員の中で、質問回数、議員立法、質問主意書といった「国会議員三ツ星評価」による「量」の評価と、「国会議員質問力評価」による質問の「質」の評価、その双方で三ツ星を獲得した議員が2人いる。 1人が柿沢未途 結いの党政調会長、もう1人が中西健治 みんなの党政調会長だ。 結果的にではあるが、政界再編、野党の役割などと言われる中で、野党の政調会長が、こうして質問に関する三ツ星で二冠を獲得したのにも価値を感じる。

柿沢未途 3中西健治 3

また、今回登壇した議員の中で唯一、対象となった昨年の通常国会である183国会と、臨時国会である185国会と2期連続して、質問の「量」で三ツ星議員を獲得している議員が、みんなの党の大熊利昭議員だった。

大熊利明 4

そのほか今回受賞した三ツ星議員については、この項の最後にあらためて紹介する。 この日、表彰式に参加したのは、下の写真の通り、今井雅人(維新)、小池晃(共産)、小池成就(結い)、柚木道義(民主)、玉木雄一郎(民主)、篠原孝(民主)の6議員だった。 2012年末から2013年にかけての国会、2014年の予算委員会での質問内容などを政治家、オブザーバーなどへのアンケートなどから「万年野党」が評価した、三ツ星議員は以下の通り。評価の詳細については、「万年野党」ホームページ、「国会議員質問力評価」などをご覧いただきたいと思う。

今井雅人 3小池晃 3小池政就 3篠原孝 3玉木雄一郎 3柚木道義 2

 

182・183国会版三ツ星国会議員(2012年12月26〜28日、2013年1月28日〜6月26日)
今井雅人(衆・維新)、大熊利昭(衆・みんな)、柿沢未途(衆・結い)、小池政就(衆・結い)、篠原 孝(衆・民主)、中西健治(参・みんな)、赤嶺政賢(衆・共産)、荒井広幸(参・改革)、重徳和彦(衆・維新)、谷岡郁子(参・み風)、辻元清美(衆・民主)、畑 浩治(衆・生活)

184・185国会版三ツ星議員(2013年8月2・3日、10月15日〜12月8日)
大熊利昭(衆・みんな)、玉木雄一郎(衆・民主)、柚木道義(衆・民主)、 後藤祐一(衆・民主)、重徳和彦(衆・維新)、長妻 昭(衆・民主)、福島みずほ、吉川 元(衆・社民)

2014年予算委員会版 国会議員質問力評価
浅尾慶一郎(衆・みんな)、江田憲司(衆・結い)、柿沢未途(衆・結い)、小池晃(参・共産)、塩崎恭久(衆・自民)、中西健治(衆・みんな)、岡田克也(衆・民主)、佐々木憲昭(衆・共産)、松野頼久(衆・維新)、水野賢一(参・みんな)