2014.9.8発売の「週刊ポスト」に万年野党の「国会議員三ツ星データブック」のデータなどが掲載されました

2014.9.8発売の「週刊ポスト」の記事「財務省ポチを集めた〝超軽量級〟見るも無残な「絶対増税内閣」だ」の中で、「8人に1人は議員の活動の痕跡なし」として、NPO法人 万年野党で行っている「国会議員三ツ星データブック」のデータなどについて紹介されました。

以下、週刊ポスト(2014.9.8)記事

「財務省ポチを集めた〝超軽量級〟見るも無残な「絶対増税内閣」だ」

140908万年野党 週刊ポスト記事

中略

自民「質問、立法ゼロ議員」49人リスト

■衆議院
当選14回 野田毅(熊本2区)
当選12回 鳩山邦夫(福岡6区)
当選11回 丹羽雄哉(茨城6区)・高村正彦(山口1区)
当選10回 大島理森(青森3区)・額賀福志郎(茨城2区)・川崎二郎(三重1区)
当選 9回 金子一義(岐阜4区)
当選 8回 細田博之(島根1区)・山口俊一(徳島2区)・山本有二(高知3区)・宮路和明(比例九州)
当選 7回 小池百合子(東京10区)・林幹雄(千葉10区)・浜田靖一(千葉12区)・塩谷立(静岡8区)・渡海紀三朗(兵庫10区)
当選 6回 佐藤勉(茨城4区)・伊藤達也(東京22区)・小此木八郎(神奈川3区)・望月義夫(静岡4区)・三原朝彦(福岡9区)・今村雅弘(佐賀2
区)
当選 5回 西川公也(栃木2区)・松本純(神奈川1区)・石田真敏(和歌山2区)・竹下亘(島根2区)・河井克行(広島3区)・平井たくや(香川1区)
当選 4回 森山裕(鹿児島5区)
当選 3回 御法川信英(秋田3区)・山際大志郎(神奈川18区)・北村茂男(石川3区)・寺田稔(広島5区)・西銘恒三郎(沖縄4区)
当選 2回 松本洋平(東京19区)・あかま二郎(神奈川14区)
当選 1回 菅野さちこ(比例東北)・笹川博義(群馬3区)・中山展宏(比例南関東)・助田重義(比例北陸信越)・川田隆(比例東海)・田野瀬太道(奈良4区)・小林茂樹(比例近畿)・上杉光弘(比例中国)・末吉光徳(比例九州)

■参議院
当選 7回 山東昭子(比例)
当選 3回 松山政司(福岡)
当選 1回 柳本卓治(大阪)

 

「8人に1人は議員の活動の痕跡なし」

自民党の国会議員は衆参408人の圧倒的な勢力を誇るが、数が増えるほど劣化が激しくなっている。
別掲の票を見ていただきたい。
今年の通常国会で「質問回数」「議員立法発議回数」「質問主意書提出回数」がいずれもゼロだった自民党議員49人のリストだ。
国会議員の活動を客観的な数値で評価しようという活動を行っているNPO「万年野党」が国会ごとに全議員のデータを整理し評価する『国会議員三ツ星データブック』を昨年から公表している。今年の通常国会分は9月15日に虎ノ門ヒルズでのイベントで公表されるが、そのリストの提供を受けた。
国会議員の仕事ぶりは実に見えにくい。元経産官僚で『日本人を縛り付ける役人の掟』(小社刊)の著者である「万年野党」理事・原英史氏がこの3種類のデータを取りあげる意味を語る。
「国会議員の最も重要な役割は立法です。議員立法の発議権数はどれだけ法律づくりに取り組んでいるかのバロメーターになる。国会質問の回数は人数の多い自民党の議員は機会が少なく、人数の少ない野党は質問が多く回ってくるとはいえ、議員の活動実態を数値で判断できる数少ないデータのひとつ。たとえ質問機会が少なくても、議員が政策について問題意識を持ち、意欲があれば質問主意書の提出は可能なはずです」
そこで本誌は政党間の比較ではなく、自民党議員に絞って検証した。
まず、改造内閣の新閣僚には議員立法、質問、質問主意書ともにゼロの議員がなんと4人もいる。西川公也・農水相、望月義夫・環境相、山口・沖縄北方相、竹下復興相だ。竹下氏は今年の通常国会だけではなく、昨年の通常国会、臨時国会と安倍政権になって2年間、1回も質問に立っていない
少なくとも、国会での活躍を評価されて大臣に起用されたわけではなさそうだ。
竹下氏以外にも、自民党の49人のうち、1国会ではなく,2年間、質問、立法、主意書ゼロでデータから国会での活動が見えない議員が9人いる
これでは「タダ飯を食っている」と見られてれ仕方がない.一体、国会でどんな活動をしていたのか。
竹下事務所にぶつけると、「本人が質問状に目を通す時間がないので解答は遠慮したい。」と言う回答だった(望月、山口両氏の事務所も同様)。西川公也事務所の説明はこうだった。
「西川は内閣委員会の筆頭理事という会議の運営を調整する立場だったので、なかなか質問する機会がなかった。議員立法では法案提出者にはなっていないが、行政書士制度推進議連幹事長として『行政書士法改正』にかかわっています。質問主意書は出していないが、政調副会長やTPP対策委員として政府とのやりとりの中で質すべきところは質しております」
そう説明を聞けばどんな活動をしていたのかの一端がまだわかる。
しかし、別の有力議員の事務所では、「野党のように成立する見込みのない議員立法を数多く提出するようなことはしない」と反論した。与党議員は役所のつくった法案を成立させるのが役割だと勘違いしている。これが〝政治主導〟を宣言する巨大与党の真の姿なのだ。
気になるのはベテラン野党の役職者だけでなく、当選1回の新人議員にも活動実績が見えない議員が10人もいることだ。
国会質問デビューを果たした自民党の1年生議員が同情的な言い方をする。
「自民党は衆院だけで1回生が140人もいる。みんな差し替え要員として色んな委員会に出席しているが、所属する委員会によっては運悪く質問の順番が回ってこない者もいる」
国会ではルールとして「代返」が認められている。委員会に所属する議員が所用で欠席する場合、代わりに別の議員を出席させる「委員差し替え」という制度だ。
与党の国対委員会は定足数を満たすための代返要員の確保が重要な仕事であり、代返はもっぱら1年生議員の仕事とされ、多くの委員会に派遣されるものの、議席に座っているだけで質問はしない。
それでも無断欠席が相次いで流会になるケースが毎回のように起きる。今年の通常国会では、トルコとの原子力協定承認案が審議されていた4月2日の外務委員会で、野党の質問中に退席者が出たことで定足数(定員30)割れとなり、休会となった。所属議員の半数以上がサボっていたのだ。
こうした国会運営の在り方が巨大与党の立法能力をますます衰えさせる。
これでは官僚のいいなりの軽量大臣ばかりが乱造されるはずである。
国会議員は、年間約2100万円の歳費の他に、文書通信交通滞在費(毎月100万円)、所属会派に入る立法事務費(毎月65万円)、さらに政党交付金(1人あたり約4500万円)、公設秘書3人分の給与ざっと2000万円を合わせると、1人1億円を超える税金が払われる(無料の議員会館や格安の議員宿舎は含まず)。その議員が国会で役割を果たしているのであれば、たとえ1億円であろうと、国民は負担を厭わないはずだ。
しかし、安倍政権の軽量大臣たちは財務省のなすがままに増税路線を進め、400人を超える自民党の議員は、財務官僚の暴走をチェックすることもできずに「賛成」ボタンを押すだけの採決要員になっている。
見るも無残な安倍「絶対増税内閣」と無駄飯食いの巨大与党は、もはや霞ヶ関の飼い犬でしかない。